アメリカ ペンシルバニア州のランカスター郊外にアーミッシュ村を訪ねました。

電気、電話、車、またテレビ、ラジオ、新聞など文明の利器を持たず、近代化以前の暮らしをするアーミッシュ(Armish)と呼ばれる人々がいます。
彼らの暮らしは今流行の言葉である「スローライフ」「エコロジー」を地で行くような生活です。
人類愛と絶対の平和主義を信条に、虚飾を拒み、酪農や農業、また手づくり家具、自然食品の特産品などで収入を得て、18世紀そのままの質素で穏やかな暮らしを営んでいます。

今、私達に電気のない暮らしができるでしょうか・・・。 原発の恐ろしさの一方で、それに頼らざるを得ない現代社会。この村を訪ねて、私自身いろいろと考えさせられました。
アーミッシュは地域やグループによって決め事が違うのですが、時代の中でそれらのルールも柔軟性を帯び始めていると聞きます。 たとえば自動車の所有・運転は禁止されていますが、乗せてもらうのはOKです。また電気は使いませんが、電池はよかったり、電話を家にひいてはいけないけど外でかける(公衆電話)はよかったり・・・。家には洗濯機や電動工具もあったりします、が、動力は電気ではなく圧縮空気で動くようです。裏庭には大きな空気タンクが置かれてあります。そんなことを知り、少しホッとしました。彼らはかたくなに文明を拒むのではなく柔軟に聖書の教えと現代の暮らしにバランスを持たせているようです。だから長続きするのかもしれません。 ちなみにこの村で育った青年は18歳の時に一般生活の暮らしに入るか、村に留まるか、選択権が与えられるそうです。
歴史的に、アーミッシュの人々はヨーロッパで迫害にあったドイツ系のキリスト教宗教改革の人たちです。教会を持たず、実際の生活の中で聖書に書いてあるとおりに生きることを目指す、熱心なキリスト教徒です。アーミッシュの生活には様々なルールがあり、自動車を所有したり運転してはいけないので馬車に乗って移動します。プロパンガスは使ってもいいのですが電気をつかってはいけません。電話を家に引くことも許されません。また派手な装飾を避けて、みんなが同じようにとても特徴的な質素な服を着ています。このように便利なものから距離を置くことによって昔の生活スタイルをそのまま守ろうとしています。

スイートコーンを一つ買って、その場で生のまま食べてみました。とても甘くて美味しかったです♪

途中、道路沿いにアンティークショップがたくさんあります。

夕刻、ランカスターの街へ戻ってきました。目の覚めるような夕映えに包まれた街。こんな美しい夕焼けを見た事がありません。

当初、人々の生活の写真をたくさん撮ろうと興味本位でこの村を訪ねましたが、結局ほとんど写真は撮りませんでした。 観光気分で訪ねる自分に対して、やはりアーミッシュの人々は敬虔にこの地で暮らされています。そんな事を考えるとカメラを向ける気になれませんでした。

→ ギャラリーへ戻る

中古車のホースバギーが売られていました。

村の主要な場所にはご覧のような駐車場・・というのか馬をつなぐバーが設置されています。

馬車です。

一般の車に混じって道路で見かける彼らの馬車。車を使わず移動は馬車で行います。

道ばたに無人の野菜販売。現金収入の一つです。

かなり古いバーン(農作業小屋)です。

人々が共同生活する、大きな酪農のハウスもあります。

村に入ってきました。コミュニティーの中には家族単位で暮らす個人のお家や

早朝、さっそく車を走らせ、アーミッシュのコミュニティーへ・・・

ランカスターの街外れのモーテルに宿泊

ランカスターの中心地から離れると一面のコーン畑が広がります。蒼い空と緑のコントラストが美しいです。